「土用の丑の日は、うなぎを食べよう」 などと言ったのは、平賀源内さんです。
うなぎの蒲焼は、味が濃くて 「てあんでぃ、こんな暑い日に、脂っこいうなぎなんか食えねぇ」 と、
江戸っ子が言ったかどうかは知らないけど「暑い夏にうなぎが売れないか」と、源内さんに鰻屋が 相談したとか。
「じゃぁ、丑の日だから『う』のつくものを食べると縁起がいいや。夏バテにもちょうどいいじゃねぇか」と、
語呂合わせと一緒に、キャッチコピーを考案した源内さん。
それが当たりました。
平賀県内は、コピーライターの元祖なんです。
うなぎも精がつくけど、野菜ソムリエあたし的には キリッと冷えた白ワインと一緒にいただく、
夏バテ対策にはズッキーニがいいかな。 最近の夏は、暴力的な暑さだし、
アンチエイジングにも健康は大切です。 アンチエイジングは、痩せるのが目的じゃなくて、健康になることですよ!
「ずっと若さを保ちたい人は、夏は『ズ』のつくものを食べると縁起がいい」なんて、強引すぎます。
源内さんみたいに上手なキャッチコピーは作れないけど、オシャレな野菜だし、夏になると持って来いなんです。
キューリに似てるズッキーニ。
実はカボチャの仲間で、抗酸化作用に優れたβカロチン、私たちが不足しがちなカリウム、やビタミンがいっぱいなんです。
アルコールの分解を助けるナイアシンもばっちり取れちゃうのも、エマ的に嬉しい野菜です。
ズッキーニを輪切りにして、オリーブオイルで炒めるとだけなので、調理も簡単なんです。
しかも、美味しい!
ちょっと、上級かもしれないけど、花ズッキーニといって、ズッキーニの花は食べることができます。
イタリアでは、ズッキーニの花が出回る夏にかけては、一番の定番料理なんです。
フリットですが、ただ、衣をつけて揚げるのではなく花の中に、モッツァレラ・チーズやアンチョビを入れて揚げるていただくと、それはそれは小幸福なんです。
たちまち鮮度が落ちてしまうのが、花ズッキーニの難しいところだけど、雌しべを丁寧に取ったり下処理をして、その日のうちにいただきます。
貸し農園や庭で、ズッキーニを育て、花を収穫できると嬉しいよね。
午前中、畑で収穫した花ズッキーニのフリットと、オリーブオイルで炒めたイタリアンな一皿。
たまりません!
材料
ズッキーニのオリーブオイル焼き、キノコ添え
材料
ズッキーニ 1本
エリンギ 1本
しめじ 1/2株
オリーブオイル 大さじ2
ハーブソルト 好み
作り方
1.ズッキーニを1cm幅程に輪切りにする。
2.エリンギは短冊切りに、しめじは石づきを切りほぐしておく。
3.フライパンにオリーブオイルを熱し、1のズッキーニを並べて焼く。
4.ズッキーニの片面が焼けたら返し、2のキノコ類を入れる。
5.4にハーブソルトをお好みで入れズッキーニとキノコに火が通ったら器に盛って出来上がり。